英会話学校とTOEICの関係 | 使える英語をモノにする!

英会話学校とTOEICの関係

私は現在某大手の英会話学校に通っています。今年で3年目になります。そこで英会話学校とTOEICの関係について考えてみます。一点、最初にことわっておくと、私は一つの英会話学校しか言っていないので、あまり一般的な意見ではないかもしれません。

 

最初に言いたいのは、英会話学校はTOEIC対策としての費用対効果は悪いし、行くだけでTOEICの点数が良くなることは難しいが、別の目的には非常に効果的だと思っています。

 

まず、英会話学校だけでTOEICが900点になるほどの英語力を得ることは難しいと思います。TOEICで測れる実力は「聴く、読む、文法」なのですが、英会話学校では「聴く」ことにしか焦点があたりません。しかも、英会話学校の講師は、ネイティブと言っても出身国はバラバラで、訛りも当然ありますので、TOEICのリスニングのきれいな英語に対応するのは難しいと思います。恐らく、まったく勉強をしていない人が、英会話学校に行き始めれば、英語に触れる機会が増えるとという意味と、欧米人の思考がある程度読めるようになるという意味で、100点くらいはアップするとは思います。ある程度の効果があるのなら良いのではないかと思う人もいらっしゃるかもしれまえんが、そこで考えて頂きたいのは費用対効果の面です。英会話学校の費用はけっこう高いので、TOEICの得点力アップだけを望むならお奨めできません。

  

さて、それでは、英会話学校に効果は何でしょうか?一つは、海外旅行から帰ってきた時に感じる「もっと英語が喋れたらな」という気分を持続させることができることです。なんせ、授業に行く度に話せないわけだから毎回そういう気分を味わえます。英会話学校に通われる方は、このようなモチベーション維持を意識してみるのが良いかもしれません。

 

もう一つ効果的だと思うのは、これは私が英会話学校に行っている理由にもなるのですが、外国人に触れる機会が増えることです。対人で会話を練習することで、自分の言いたいことが本当に伝わっているかどうかを知ることができます。よく「英語を習得するには海外で暮らすのが良いよ」という意見がありますが、ある意味この意見も正しいのですが(全面的に賛成ではない)、コストとキャリアと収入を考えると、誰でもできるわけではありません。

 

私の意見をもう一度まとめてみると、英会話学校については以下のように考えます。

・TOEICの得点力アップにあまり役立たない

・英語学習のモチベーション維持に役立つ

・定常的に外国人と接する機会が増える

 

最後に、アドバイスめいたことを言うと、自宅学習を第一に考えて、英会話学校は補助的に使うのが良いと思います。英会話学校に行きながら、自宅で発音や単語や文法の勉強をやってみてください。そして、もしTOEICの点数をアップすることを英語を喋ることよりも優先するなら、英会話学校には行かずにアルクなどの参考書か、専門予備校に通うことをお奨めします。