使える英語をモノにする! -73ページ目

KHのセミナーに参加

本日、K/H Systemのセミナーに参加してきました。
フェローシップという、K/H Systemの経験者向けのプログラムです。
月に1回4ヶ月のプログラムの第一回目です。

授業時間は9:00-17:00(伸びて17:45くらいまでやってた)でした。

教材は、早かったり、訛りがあったりと盛りだくさん。
そして、さすがに綺麗な文章構造の教材を選びますね。
話す時もこういう話し方を目指せば良いという指針になります。

今回、特に、フォーカスしていた視点は、
文章のロジックに沿ってリスニングすることです。
「メインポイントはこれで、サポートはこれで、これは付加情報だな」
と思いながら聞くのですが、これがなかなか難しい。
メインポイントだとは思わずに無視していたところがメインだったり、
これは重要と思ったらサポートだったりします。

どうすれば、できるようになるか質問したところ、
文章のロジックの解析を机上で時間をかけてやってみるのが良いとのこと。
実は、これ、1ヶ月前にNikkei Weeklyで試したことがあります。
でも、以下の理由で断念。
・英語のロジックで書かれていない記事が多そう(元の記事は日経なので)
・電車に乗りながら、新聞の余白だけでは満足な分析ができない

そこで、とりあえず、良い英語の雑誌を買おうと思い、
先週、Havard Business Reviewを奮発して買っちゃいました。
これをノートをとりながら読むとロジックの訓練になるかなと思います。

先週買ったときは、ノートはマインドマップでとろうと思っていたのですが、
ロジックを分析するには、KHの立体トランスクリプトの方が良いと思うので、
そちらで分析してみます。

ただ、「ノートをとりながら読む」のを、
私の生活のどこに組み入れるかが一番の問題です。
この点は、色々、試行錯誤をしてみようと思います。

あと、今回やった教材の復習もしないといけない。
とりあえず、100%シャドーイングでも目指しましょうか。
でも、他にもやりたい勉強があるので、
時間がとれないかもしれませんが。。。
(と最初に言い訳しとく)

私の課題はロジックだけでないことも分かりました。
結構、聞こえない音がたくさんあります。
そして、知らなかった表現もたくさんあります。
この辺も、もっと蓄積していく必要があるようです。

以上、今日のセミナーについての
とりあえずの感想を書きなぐってみました。
拙い文章を読んで頂き、ありがとうございます。

英語が話せる人の感覚

2002年9月にTOEICで初めて800点を超えたのですが、その後2004年10月に900点をとるまで2年もかかっています。

ちなみに、2000年から2002年までは、留学して環境学の勉強をすることを本気で考えていたので、その頃の勉強の中心はTOEFL中心でTOEICは受けていません。

さて、TOEIC800点から900点になるのに2年近くかかっているのはどう思いますか?期間がかかりすぎと思われる方もいるかもしれません。しかし、私はかかりすぎたとは思っていません。2002年以降は仕事がそれなりに忙しく、仕事関連の資格取得の勉強もしていたので、英語の時間は一日大体30分~1時間くらいです。

ここで、K/H System をやっていた時のメモを見つけました。始めたのが2002年6月19日です。そして、赤い本の半分、サイクル1を8月24日に終えています。毎日やっていないし、一日15分なんて時もあります。

今思うと2年間は妥当だと思いますが、当時は継続して勉強していたのに成績が上がらなかったので、多少焦りを感じていたことも事実です。そこで、より正しい学習方法を求めてK/H Systemのセミナーに行くことにしました。2003年1月に、大枚をはたいて3日間のセミナーに参加です。

このセミナーで、面白い体験をすることになります。本を使っての独学では気がつかなかったのですが、自分よりも英語ができる人たちに囲まれて、一体化シャドーイングをしている時に、「あれ?今、英語と日本語のどちらを話しているのか分からないよ」と感じる時があり、「これって、もしかして英語を話せる人の感覚かな?」と思いました。

「やまと言葉おとし」と「シャドーイング」(内容はKHの本を見てください)を交互にやることで、意味と音が一体化できたのだと思います。これこそが、私の到達するべき目標だと思いました。

この後、K/H Systemのファンになり、赤い本を終わらせ、緑の本もやって、セミナーにはほとんで全部参加して、通信講座もやりました。2003年以降、勉強時間が少なくなった中で、継続して効率的に勉強できたのは、K/H Systemに出会ったおかげだと思っています。一体化シャドーイングだけでなく、英語の学習を効率的に継続するための、色々なヒントが詰まっています。私の考えでは、発音をやった後にやる勉強方法として、K/H Systemが良いと思います。

そして、この後、2004年1月のKHのセミナーで知り合った方と勉強会を始めることになります。


参考:


著者: 国井 信一, 橋本 敬子
タイトル: 究極の英語学習法K/H System (入門編)


著者: 国井 信一, 橋本 敬子
タイトル: 究極の英語学習法K/Hシステム入門編 ワークブック

初めてのK/H System

今日は、私の今の英語学習方法に対する考えを支える二つの柱のうちの一つ、K/H System について書いてみたいと思います(もう一つの柱は、英語・発音・語彙のページです)。K/H Systemを知ったのは、英語・発音・語彙の掲示板で2002/02/12(Tue)に松澤さんが投稿している記事を見たのが最初です。

Parrot's Lawをやっていて、特にPhase2に入ると、学習者に考えさせる度合いが大きいと感じました。確かに、考えながら学習をするのは、英語を身に付けるためには重要な側面の一つではあります。でも、私の場合、考えても分からないと嫌になってしまいますし、迷うと挫折しやすくなります。

そして、Parrot's Lawを一度やり遂げてから、他のリスニングの教材を聞いた時などに、こう思いました。「音は聞こえるようになったけど、意味は全然分からないよ?」 そうです。何かが足りません。

ここでもう一回Parrot's Lawをやってみても良かったかもしれません。ただ、その時の私は、学習方法に行き詰まりを感じていたので、新たに心機一転、K/H Systemをやってみようと思い、赤い本を買いました。(当時は赤い本しかなかった)。やってみて最初に思ったのは、「K/H Systemは手順が明確で分かりやすい」です。K/H Systemは、ステップ・バイ・ステップで手順が解説してあるので進め方が明確です。

また、K/H SystemとParrot's Lawが狙っているポイントが違っていると感じました。K/H Systemは「文章の意味を理解する」、Parrot's Lawは「音を聞けるようにする」ことを狙っているのだという印象を私は持っています。

Parrot's Lawで発音を押さえてから、KHシステムをやったのは、我ながら非常に良い選択だったと思います。発音をやったことで、KHシステムにスムーズに入れて、非常に効果的でした。(このことについては、また今度詳しく書きたいと思います。)

ただ、この頃、仕事の方で良い師匠に恵まれて、仕事が俄然面白くなってきました。さらに忙しくなってきたので、少し勉強のペースが落ちました。結局、赤い本もサイクル1を終了した時点で、とりあえず挫折しました。

この後、またK/H Systemに復帰するのですが、それについてはまた今度(多分明日)書きます


参考文献:


著者: 国井 信一, 橋本 敬子
タイトル: 究極の英語学習法K/H System (入門編)


著者: 国井 信一, 橋本 敬子
タイトル: 究極の英語学習法K/Hシステム入門編 ワークブック

音が聞こえた! ~ Parrot's Law

TOEICで800点,TOEFLで220点をとったけれど、どうしてもリスニングが苦手で、どうすればできるようになるのか分からない状態でした。当時はとにかく勘でテストの問題を解いていました。TOEICでリスニングを高得点を取れる人には2つのタイプがあると思います。一つは会話の雰囲気とか背景から類推するタイプ、もう一つが100%に近いリスニング能力を持ち内容がきちんと理解できているタイプです。

前者はさらに二つに分かれます。頭の回転が早くものすごいスピードで論理的に結論を導くタイプと、英会話の経験をたくさんを持っていて雰囲気と経験で意味を理解するタイプです。このどちらかのタイプを目指してもTOEIC900点、TOEFL250点は達成できると思っていました。ただどちらも推測に頼っているので、どうしても実践的な英語とは言えないし将来、実力が頭打ちになると感じていました。

そんな時に、「英語の音を100%聞けるようにする」と言っているページを見つけました。英語・発音・語彙というHPです。最近では「英語耳」、「英語耳ドリル」といった本も出版されているようです。HPだけでもすごい有益でたくさんの情報量です。その中でも「発音教則本(バイエル)」と「Parrot's Law」は秀逸です。帰国子女でもない限り英語を流暢に話せるようになるのは不可能だと思っていました。しかしこのHPには論理的に英語力を身につける方法が書いてあって、英語の勉強に対して目からウロコが落ちました。

少し話がそれますが、このページを見つけたのは、ボキャブラリーの増強方法を探していた時です。アルクで語源の学習法というのを、松澤さんが寄稿していて、そこから彼のホームページに行ったのが始まりです。「先ずは発音から」という言葉を信じて、とりあえずボキャブラリーは棚上げしました。これは結果的には非常に良かったと思います。

閑話休題

実際に発音教則本の練習とParrot's Lawを試してみました(2001年12月16日-2002年4月24日)。しばらくしたら、自分の中に劇的な変化が実感できたのです。なんと言ったら伝わるのか分からないのですが、「聞こえてくる音の解像度が上がった」と言った感じでしょうか。とにかく音が良く聞こえるのです。今まで聞こえなかった、というよりも無意識に無視していた"f"とか"s"とかが聞こえてきて、音が頭の中で形になるような感じです。

2002年5月24日に受験したTOEFLの後の感想には、「Listeningがだいぶ聞こえるようになってきた。スピードに慣れ、単語をもっと覚えれば得点アップができそう」とあります。TOEFLのListeningセクションの得点を見てみると
 18(2001/10/6) -> 17(2002/3/23) -> 20(2002/5/25) -> 23(2002/9/28)
となっています。初の20点代です。そして得点のアップ以上に手ごたえを感じていました。

一方、確かに音は聞こえるようになったのですが、意味が分かっていないことが鮮明になりました。もちろん、当時も今も100%のリスニング能力があったわけではないのですが、それでも聞こえている音は圧倒的に増えているのに、意味が頭に入ってきません。今思うと「音と意味を一体化する」という概念が意識できていなかったのだと思います。HPには、「意味を考えながら音読する」というようなことは書いてあったのですが、メソドロジーとして具体的にどうやれば良いか分かりませんでした。意味を考えながら音を聞いていてもすぐに意識が他にいってしまいます。もっと具体的な克服の仕方がないかと他の情報を探し始めました。そんな時に、K/H Systemに出会ったのです。


参考文献:

英語耳
英語耳ドリル
究極の英語学習法 入門編
究極の英語学習法 入門編 ワークブック

勉強の再開、リーディングの克服

新しい仕事について1年くらいたった頃、仕事にも慣れ、また英語の虫がうずいてきました。その頃、「やっぱり留学したい」という気持ちが強くありました。そして仕事がつまらなくなっていて、この仕事を長くやりたくないという思いもありました。(ちなみに、今は、仕事が面白くなって、せっかく作ったキャリアが留学により途切れるのが嫌になったので、留学の夢はお蔵入りになっています。いつの日か、また蔵から出てくる日がくるかもしれません。)

2001年7月ごろから留学準備予備校に通うようになりました。この頃は、「留学したい」というモチベーションが高かったので、願書の書き方のカウンセリングみたいなものを授業と共に同時に受講しています。授業は、文法とリスニングとライティングをとって、2ヶ月ほど行ってみたのですが、予備校の授業はあまり役にたったとは言えませんでした。理由を考えてみると、自分で勉強方法を考えないで受身で授業に出ているだけで、学習方法に工夫をしなかったのがいけなかったのだと思います。そして留学のモチベーションも下がってきて、予備校も行かなくなります。

2001年9月頃から自宅学習の記録をノートなどにメモするようになりました。学習記録をとることは非常に効果が高かったです。一つは継続するために役立ち、もう一つは後で振り返ることに役立ちます。実は当時から自分の勉強の過程が誰かに役立てばよいなと思っていて、そのためにも頑張って記録をつけていたのです。

 その頃のメモを見てみると、以下のような教材を使っていたようです。
  2001年7、8月  予備校の教材
  2001年9月  アルク速読速聴基礎・応用、190点リスニング、トルフゼミナール文法、単語、3800単語(4010933259)
  2001年10月 上記に加えて長本の文法本

TOEFLテスト速読・速聴大特訓 基礎編」、TOEFLテスト速読・速聴大特訓 応用編」に取り組むことでリーディング力が急上昇しました。この教材をやったおかげでペーパーバッグが読めるようになったと言っても過言ではありません(メモには2001年11月14日に"It's not luck"が読み終わったと書いてあります)。この学習以降、TOEFLのReadingで25以上をとれるようになりました。

こういった学習を1日大体1、2時間続けて、TOEFL220点、TOEIC800点くらいを実現しています。ただし、リスニングを勘で解いているという気持ちが強くありましたし、実際、リスニングの点数は非常に低かったです。正直言って、この頃は、あの難しいTOEFLのリスニング問題を、どうやれば解けるようになるのか分からないでいました。いくら勉強しても音が聞こえるようにならないからです。

そして、Parrots's LawとKHシステムを始めることになります。

社会人は勉強が苦手?

就職して最初の数年はほとんど英語の勉強ができませんでした。ちょっと大袈裟ですが、私の英語の勉強の暗黒時代でした。あの時継続して勉強していれば、あと2、3年早くTOEIC900点を実現できていたと思います。

勉強が中断した最大の原因は所謂「環境の変化」です。社会人になって自由になる時間が激減して、それに慣れるのに時間がかかりました。例えば、平日に飲みに行ったり、週末に遊び行くと、勉強ってできなくなりますよね。今なら、隙間時間を見つけて勉強することができるようになったので、定期的な勉強をしなくても、ある程度勉強時間を確保できるのですが、当時は駄目でしたね。

それでも、何度か勉強の再開にチャレンジすることはありました。ビジネス英語を聞いてみたり、アルクのボキャブラリーマラソンをしてみたり、ライティングマラソンをしてみたりです。でも、まったく続きません。原因は、勉強時間だけでなくて、英語に対するモチベーションがなかったということもあります。その頃の英語を勉強する理由は、なんとなく外資系で働きたいとか、留学できたらよいなと思う程度ですから。

そんな私に転機が訪れます。一つは英語を勉強する動機が芽生えたことと、もう一つは自由になる時間が増えたことです。まず、動機については、雑誌の記事に刺激されて本気で留学したくなりました。勉強時間に関しては、社内転職があり、最初の3ヶ月は研修だったので、通常業務よりも自由になる時間が多くありました。

当時の勉強教材はアルクのTOEFLマラソンです。1999年10月~12月までの3ヶ月間、毎日帰宅後1、2時間程度勉強して、TOEFLが、当時PBTで530点になりました。この後も、継続して続ければ良かったのですが、2000年1月から新しい職場に配属され、新しい環境に慣れるのに時間がかかり、また勉強が疎かになっていきます。

英語学習のきっかけ

大学を卒業して大学院へ進学することになり、その間の3月末にTOEICを受けたことが私の英語の学習の転機になりました。

英語の勉強はずっとやりたいと思っていたけど、なかなか集中して勉強をすることができませんでした。そこで、今の英語力を見るためと、今後の勉強のきっかけにするためにTOIECを受験しました。受験後、点数はすぐに分からないのですが、できなかったことだけはすぐに分かります。実は、勉強をやっていなかったにもかかわらず英語には自信があったので、テストの後は少なからずショックでした。

このままではいけないと思い、テストの帰り道にNHKラジオ英語の英会話入門と英会話のテキストを買いました。当時は遠山先生と大杉先生です。確かラジオ講座が4月4日開講で、その一日前の日曜日に、かなり悩んだ末に、ラジオを録音するためにシャープのMDプレイヤーを買ったのです。当時、まだMDが普及しはじめの時期で値段は4、5万円です。これは、いわば背水の陣でしたね。

思えば、このラジオ英語とMDプレイヤーの組み合わせは大ヒットです。当時の勉強方法はMDプレイヤーのタイマーで番組を録音してそれを最低2回は聞くことにしていました。淡々とテキストの流れに沿って勉強していたと思います。1年間すべての番組を聴き続け(土曜日は例外)、さらに翌年の9月くらいまでは続けていました。その結果、最初に受けたTOEICのテストは400点だったのですが、1年半で650点までスコアアップし、英検2級も合格しました。その間、特にTOEICの対策はしていないにもかかわらずです。この経験は自信になり、今後の勉強の土台にもなりました。

この経験で学んだことの一つに、「継続した学習は強い」というのがあります。特に勉強に工夫したつもりはないのですが、積極的に番組を聴き、とにかく継続することだけを考えていました。これは非常に重要なようです。なので、私が英語の勉強についてアドバイスを求められると、「とにかく何でも良いから続けること」と言うことが多いのですが、これはこの経験からきています。

そして、大学院の2年10月くらいからは卒業研究が忙しくなり英語の勉強から離れていきます。

大学時代まではこんな感じ

小学校4年生くらいの時に、家に「小学生のための英語入門」というような本があり、それが英語学習に触れた最初の経験です。その本には、kitchenとかcupとかの身近な単語がのっていたと思います。その後、確か小学校6年生の時に当時通っていた学習塾で英語の授業が週に一回ありました。そこではアルファベットとか"I am a student."程度のことを習ったと思います。一応、中学生1年生の1学期くらいは、塾でのアドバンテージを生かして、それなりに成績が良かったのですが、その程度のアドバンテージではすぐに追いつかれてしまい、中学時代の英語の成績も普通だったと思います。中学3年生の時に英検4級をとっています。

高校の3年間は部活に燃えていたので、勉強を真剣にやった思い出はありません。ただ、大橋巨泉の「こんなモノいらない」という番組で「受験英語は使い物にならいない」というようなことを言っていて、どうしたら使い物になる英語を勉強することができるかということをいつも考えていた気がします(古い記憶なので違っている可能性はあります)。ただ、文法の授業は結構好きだったかなと思います。

浪人した予備校時代は、駿台から出てた英文の並び替えの問題集(英語構文700選みたいな名前だったかな?)をよくやっていました。あと、リーディングについては、読書が好きだったこともあり、純粋に英語で情報を得るのが面白かった思い出があります。当時の読み方は、ある仮説を立てながら長文を読んで、その仮説との違いは何かと考えながら読んでいました。そして、ボキャブラリーについては、単語の暗記が苦手だったので、長文で分からなかった単語の意味を調べて、自然に覚える作戦をとりました。これは、当時は上手くいったと思っていましたが、今振り返ってみると、もう少しきちんとやっておけば今こんな苦労をしなくても済んだかなとも思います。

大学時代は、ほとんど勉強していません。何とか赤点をとらない程度の成績でした。一つ思い出に残っているのは、英語を訳す宿題を授業中に発表した時、クラスメートに「訳すの上手いね」と言われ、得意になった思い出があります。

学習方法に対する不安

melocoton さんが「Parrot's Lawをやっていて学習方法に対して不安を感じている」と言っているブログを読んで思い出したことがあります。

私は、ここ数年、誰かが提唱している学習方法を2つ試しています。一つはParrot's Lawで、もう一つは、KHシステムです。どちらも、私にとっては有効な学習方法で、私の英語学習に対する考え方を変えさせてくれました。そして、学習を続ける中で、目からウロコが落ちる経験を何度もしてきました。その中で、今回思い出したのは、学習方法に対して一つの「気づき」みたいなものがあったなということです。

文字になっている方法って、基本的に、宮本武蔵の「五輪の書」とか、孫子の「兵法」とかと一緒なのだと思います。もっと分かりやすく言えば、何でしょう、書店に売っている「テニス入門」みたいなものですかね。

結局、本やWEBでの情報は、誰かの経験の一断面が形になっているにすぎません。だから、その中から、いかにエッセンスを抜き取るかが重要だと思います。Parrot's LawやKHシステムなどは、実際に指導した経験から導き出したメソッドなので、一つ一つ順番にやっていけば、それなりに効果があります。ただし、言われるがままにやるだけだと、本当に指導者が言いたいと思っているメッセージは理解できないかもしれません。

そこで私が学習方法をやるときに気をつけたいと思っているのは、なるべく学習方法のステップを厳密に守るようにしつつも、疑問を持ち、そして自分の変化に注意することです。文字にならなない、筆者の考えを見つけるように心がることが重要なのだと思いました。

結局、勉強というのは、いかに自分が何かに気がつくことなのだと思います。そこで、達人の経験を辿る事ができたら、より速くゴールに到達できるのだと信じています。せっかく、文明が文字を生み出したのだから、これを使わない手はありません。

前に書いたこのブログ もこういう経験から思ったことでもあります。

ここまで書いてみて上の文章を読み直してみると、分かりにくいですよね。考えを文字にする難しさを改めて感じました。こんな文章でも誰かの参考になることを祈りつつ、この辺で終わりにします。

comfort

DUOで"A comfort B"という英文に触れた時に、ボキャブラリーを増やすことの奥深さ、難しさを改めて強く感じました。

私は"comfort"は名詞しか知らなかったので、まず、"comfort"って、他動詞もあるんですねと思いました。そして、「comfort = 快適さ」みたいなイメージがあったのですが、「慰める」という発想はすぐにでてきませんでした。言われてみれば確かにそのような気もしますが、少し難しい感じがします。

せっかくなので、comfortを語源からアプローチしてみましょう。アルクの語源辞書 で調べてみます。

[語源] com(=wholly)+fort = 十分に力づける

【語根】
fort-
【語根の基のラテン語(L.)・ギリシア語(Gk.)】
L.fortis = strong(強い)

ということは、動詞が先なんですね。

「十分に強い」→「十分に力づける」→「慰める」→「心地よくなる」→「快適になる」
というイメージでしょうか。こう考えると英英辞典を使うよりも単語のイメージが掴めるような気がします。

最初はこのようにゆっくりと語源の勉強をしていこうかなと思います。